各地で発生している連続強盗事件の黒幕ルフィが、渡辺優樹(わたなべゆうき)であることが判明するや、ネット上ではルフィこと渡辺ゆうきが過去に北海道札幌市で窃盗事件を起こして逮捕されていた人物で、その共犯がお笑い芸人EXITの兼近大樹さんであると話題になっています。
この記事ではルフィである渡辺優樹とEXIT兼近大樹さんの関係や、11年前の北海道札幌市窃盗事件がどのようなものであったのか調査したことをお伝えします。
渡辺優樹(ルフィ)とEXIT兼近の関係「札幌で金庫泥棒共犯」
1月27日に闇バイト連続強盗事件の指示役ルフィが、フィリピンのビクタン収容所に収監されている渡辺優樹であることがあきらかになり、名前が報じられると瞬く間に11年前の北海道札幌市で窃盗事件を起こし逮捕されたのが「渡辺優樹」と「兼近大樹」であることがネット上で噂となり話題になっています。
狛江強盗殺人事件の指示役とされるルフィは渡辺優樹とか言う名前らしいけど、そいつの前科の事件の共犯者の兼近大樹ってEXITの兼近大樹? pic.twitter.com/BKWZynNZyw
— Carlos Rivella (@carlos_rivella) January 27, 2023
1月27日の時点ではこのように疑われていましたが、その後どんどん噂が広がり、1月28日には、 ルフィこと渡辺ゆうきとEXIT兼近さんの関係が強盗仲間であったに発展しています。
“よしもと興行所属のお笑い芸人 #EXIT兼近大樹 と #指示役ルフィ #渡辺優樹 は強盗仲間!” 2012年札幌市中央区のマンションの一室から現金1000万円入りの金庫を盗んだ窃盗とJKを使った管理売春で逮捕!広域強盗事件の指示役とされるルフィこと渡辺優樹と兼近大樹はその時一緒に逮捕されている。 pic.twitter.com/2EMkcKRQMU
— . (@FQYBHY3Cpcivhab) January 27, 2023
当時の新聞記事には、確かに2人の名前が載っています。
兼近大樹容疑者(21)
EXIT兼近大樹さんは現在31歳ですので、誕生日の関係もあるかと思いますが、11年前で年齢はぴったり合います。
渡辺ゆうき(ルフィ)は、現在わかっている年齢情報は38歳とのことで、こちらも誕生日の関係もありますが28才はぴったり合います。そして出身地は北海道ということがわかっていますので、11年前のこの事件の渡辺優樹と同一人物である可能性はかなり高いでしょう。
やはりこの2人、関係があったとみるのが自然かと思われます。
渡辺ゆうき(ルフィ)とEXIT兼近が関わった札幌市窃盗事件とは
渡辺ゆうき(ルフィ)とEXIT兼近大樹さんが関わったとされる、北海道札幌市窃盗事件をみてみます。
2012年4月22日の未明に、人気ホストの自宅マンションから現金1,000万円が入った金庫が消えました。北海道警は窃盗事件として捜査を開始し約4カ月後に4人の男が逮捕されました。
犯人らは被害者宅に多額の現金が保管されていると知人から聞き出し、住民を装って業者を呼んで解錠させ侵入し金庫を持ち去ったのだとか。
実は、この時に逮捕されたのが、EXITの兼近さんであったことを2019年の週刊文春が報じていました。
(週刊文春より引用)
『B』というのは、兼近さんがオーナーから任され店長を務めていたサパークラブです。そしてこのオーナーが、「渡辺優樹」だったと考えられます。
こちらが、EXIT兼近さんが店長を務めていたサパークラブがあったビル「ライオンビル太陽館」です。
渡辺ゆうき(ルフィ)とEXIT兼近の関係「オーナーと従業員」
11年前の2012年4月に、北海道札幌市で人気ホストのマンションに侵入し、約1,000万円入りの金庫を盗んで逮捕された「渡辺優樹」がルフィの渡辺優樹であることは、出身地と年齢から、可能性が非常に高いです。
そして、新聞に出た「兼近大樹」はEXITの兼近さんでまちがいないことは本人が認めています。
兼近さんは認めたうえで、窃盗事件の犯人ではないことをきっぱりと否定しています。
2019年に週刊文春の直撃取材を受けた際のコメントをまとめました。
- 2012年の窃盗事件については、自分が逮捕されたというのは絶対に嘘
- それは逮捕歴しらべてくれれば絶対にわかる
- 自分が働いていたバーがあって、その店のオーナーが窃盗で捕まっている
- 窃盗事件の共犯者でもない
- でも自分を含めた共犯者全員、事情聴取はされた
- 窃盗事件は「B」のオーナーらが計画し実行に移した
- 警察に共犯の可能性を疑われたため事情聴取をされた
- 10日間の拘留の末に嫌疑が晴れ釈放された
(週刊文春を参照)
兼近さんはこの週刊文春の突撃取材にも嫌な顔をせずに丁寧に答え説明し、そして時折安堵の表情でこのように語ったそうです。

正直、いつか絶対バレることなんで、吉本にはずっと話していて。絶対に誰かが気付くんで、それが今、文春さんが知ってくれたっていうことで正直嬉しかったです。『やっと、今、言えるんだ』って!
窃盗事件をおこしたのは店のオーナー渡辺優樹。兼近さんは店の従業員。2人の関係は、店のオーナーと従業員の関係というだけ。共犯というのは濡れ衣だったようです。
このオーナーが、ルフィである渡辺優樹であったとしたら、いちばん驚いているのは兼近さんなのかもしれません。
【追記】渡辺優樹(ルフィ)が自慢「兼近は俺に使われて捕まった」
ルフィとされる渡辺優樹が、フィリピンのビクタン収容所内で、EXIT兼近さんとの関係を自慢話のひとつとして話していたことがわかりました。
「『俺は以前、札幌で窃盗をやって逮捕されたけど、そのときに俺に使われて共犯者として捕まったのが、あのEXITの兼近なんだ』と話していたんです。
そのときは、まったく信じていませんでしたよ」 (Yahoo!ニュースより)
このことから、やはり11年前の北海道札幌市の窃盗事件で逮捕されたオーナーは渡辺優樹でまちがいないということになります。
そして、渡辺優樹に使われていた従業員がEXIT兼近さんで、一緒につかまったのはまちがいなかった。
兼近さんは2021年に自伝的小説を出版しています。
「むき出し」というタイトルで、主人公に置き換えて兼近さんの過去の全てが物語形式で書かれている小説です。
この小説の中で、2012年の札幌市窃盗事件について描かれたと思われる箇所があるんです。
売春の斡旋容疑で逮捕された主人公は、検察庁の待機室で「手首の袖から和彫りをチラ見せしている男」と運命的な出会いを果たす。
この男と意気投合した主人公は、すすめられるがままに、バーの経営を始めた。
そしてある日、男からこんな依頼を受ける。
「女が攫われたっぽいから確認のために、知り合いの家の鍵を開けてきてくれ」 店をもたせてくれた“ボス”の指示どおり業者を呼んで解錠し、無人であることを確認した主人公。
だがその数日後、自宅に警察がやってきて、自分が解錠に立ち会った家で、直後に窃盗があったことを知らされる。「ハメられた」と知った主人公は、札幌を捨て、芸人を目指し上京するのだった――。
兼近さんが札幌市窃盗事件の前年2011年に「売春防止法違反容疑」で逮捕されています。」
(週刊文春より引用)
小説のとおりだとすると、このときに逮捕され送検後、検察庁の待機室で渡辺優樹と出会ったことになります。
- その後、渡辺優樹がオーナーを務める店を兼近さんが任された。
- オーナーである渡辺優樹からの依頼で知り合いの家の鍵を開けた
- その家が、窃盗の被害者宅だったと知ったのは後になってから
- そこで初めて「ハメられた」と知る
兼近さんは、渡辺優樹に「ハメられた」つまりダマされた。
ダマされたとはいえ、結果的に犯行に加担した形となりますので知らず知らず共犯させられた。ですので事情聴取もされ10日間も拘留されたわけです。
渡辺優樹にとっては人気芸人となった兼近さんを「昔オレにダマされた奴」とすることによって、いかに自分がすごい人間なのかと見せたいのでしょうね。
【追記】EXIT兼近がABEMA Primeで闇バイトについてコメントする場面
11年前に関係があったと思われる、渡辺優樹(ルフィ)とEXIT兼近さんですが、1月26日ABEMA Primeの情報番組にEXIT兼近さんが出演し、闇バイト連続強盗事件とルフィについてコメントしていました。
1月26日放送ですので、まだルフィが渡辺優樹とは判明していないときですが、もし判明した後にこの番組だったとしたら、兼近さんがどんな顔でコメントしたのだろうなどと想像しながら見かえしてみました。
闇バイトに応募して犯罪を犯してしまうことについて振られた兼近さんは自分の体験を振り返りこのようにおっしゃっていました。全文です。
「昔、自分の時代は地元の環境で先輩が悪いことをやっててそれを後輩に流す。そうやって悪事に手を染める形だった。
でも今は、SNSっていうのがあり、上下関係が無いなかで自分で選んで自分でできちゃうその環境がどうやってできていくんだろ個人が。。。あとは(指示役が)ルフィっていう名前が気に食わない。ガープのげんこつぐらいじゃ済まねぇだろ(笑)」
「悪い人たちがよくやる人の使い方、実行犯は自分で選んだ、自分で楽して、人を陥れてでも稼ぎたいということが可視化されていて、そういう自分に後ろめたさがあるせいで誰にも相談できない状況をつくりだしている(悪い人たちの)上手いやり方。
だから一度行っちゃったら戻ってこれない、行ききるしかなくなる。もし家族とかが気付いて止めてくれる人が近くにいたら戻ってこれる可能性はあるんだろうけど、基本的には家族に相談するわけないので行ききるしかなくなる。」
昔、あまり環境の良くないところに身を置いていた兼近さんならではの分析だなと思いました。
【追記】EXIT兼近昔のコンビ名が「ぷりずん」はうける
兼近さんがりんたろーさんとコンビを組む前は、逢見亮太さんとコンビを組んでおり、そのコンビ名が「ぷりずん」というのには笑ってしまいます。
兼近さんと逢見さんは「4~5年たって売れなかったら解散しよう」と約束していたと言います。
コンビ結成から4年目に逢見さんが不祥事に巻き込まれてしまい謹慎処分を受け活動停止となっていました。その間に兼近さんはりんたろーさんとM-1に出場しEXITを結成しました。
なんだかその行動は冷たいように感じられ兼近さんらしくないようにも感じます。ですが逢見さんは「4~5年たって売れなかったら解散しよう」という約束だったからとしています。
複雑な思いはあるかもしれませんが、逢見さんの現在は吉本を退所し、タイで俳優、タレント、モデルとして大活躍していますので「ぷりずん」解散は兼近さんにとっても逢見さんにとってもお互いに良かったのかもしれません。
気になる元相方同士の兼近さんと逢見さんの仲はどうなのでしょうか。コンビ解散のときの経緯が影響しているようなことはないのでしょうか。
昨年9月にカラテカ入江さんが投稿した写真です。これを見るかぎり不仲ではないようでむしろ現在も親交があるってすごいなと思います。
不思議なぐらい自然帯で、なんか凄かった。入江さん、僕なんて何にも変わらないですよ。ただ昔よりちょっと忙しくなっただけですから!と、サラッと言われて笑
カラテカ入江さんといえば、この人も不祥事で芸人を辞めた人ですが、兼近さんは現在も変わらず親交があるようで、人柄の良さがわかります。
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