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若林弘泰監督の体罰「昭和スタイルにこだわる」東海大菅生野球部

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体罰問題で謹慎中の、東海大菅生野球部の若林弘泰監督の暴力が日常化していたことを文春が報じました。特に暴力の標的にされ被害を受けていた生徒が退部そして退学を余儀なくされ、父親は警察に被害を相談したといいます。

警察に被害相談するほどの若林弘泰監督の体罰、暴力がどのようなものか見ていきたいと思います。

 

若林弘泰監督の体罰「毎日のように暴力」

他では詳しく報じられていない体罰の内容を文春が詳しく報じています。

若林弘泰監督の体罰・暴力により、退部、退学を余儀なくされた1年生部員のA君は、特に体罰・暴力の標的にされてしまっていたようです。

若林弘泰監督がA君に対して暴力を振るうようになったのは、昨年8月頃からはじまったそうです。

「ノックバットのグリップエンドで殴りつけたり、蹴りを入れたり、胸倉を掴んで壁に押し当てるなど、毎日のようにA君は暴力を受けていた。
15発ほどビンタを受けたり、鳩尾(みぞおち)に蹴りを入れられた選手もいる。ミスをした選手に監督が足を引っ掛けて倒し、その頭を踏みつけたこともあった」(野球部関係者)

文春RADIOのほうでも内容聴いてみたら、これらの暴力はほぼ毎日行われていたといいます。さらにもっとひどいのが、ある選手はケツバットをされて肉離れをしてしまったといいます。言い換えると「肉離れするほどお尻をバットで強くなぐった」ということです。

わかっている体罰・暴力をまとめるとこれだけあります。

  • ノックバットのグリップエンドで殴りつける
  • 蹴りを入れる
  • 胸倉をつかんで壁に押し当てる
  • 15発ものビンタ
  • みぞおちに蹴り
  • 足を引っかけて倒す
  • 倒れた頭を踏みつける
  • ケツバット(肉離れするほどの力強さで)

若林弘泰監督は、バットもスパイクも凶器にしてしまっています。逆らえないとわかっている部員たちに対して俺様のように振る舞っています。これが毎日だなんてとても耐えられません。

 

若林弘泰監督体罰発覚から謹慎までの経緯

若林弘泰監督は現在、体罰問題で自主的に謹慎中としています。謹慎の期間は12月4日から4月4日までの4か月間だといいます。

問題発覚のきっかけとなったのは、昨年9月にA君が両親に告白したことによります。

「中学時代に強豪チームに所属し、活躍が期待されていた1年生のA君が親に突然、『学校を辞めたい』『野球を続けていたら自殺してしまうかもしれない』と打ち明けたのです。突然の告白に驚いた両親は学校側に事実関係を問い合わせた」
(野球部関係者)

若林弘泰監督から体罰・暴力を受け続けたA君は、10月に病院を受診し「適応障害」と診断されました。

A君は退学すると気持ちを固めていましたが、昨年11月の秋季大会で優勝しセンバツ出場が濃厚となると、若林弘泰監督は急にA君に対して態度が変わったそうです。

若林弘泰監督はA君と両親にこのような提案をしました。

(若林弘泰監)「甲子園に行かせるので、部に残ってほしい」

この取引のような言い方にA君の父親は、若林弘泰監督に対してより不信感を持ったようです。

(父親)「問題を隠すために提案したのではないかと思い、より不信感を抱きました」

若林弘泰監督に対してA君の父親は、今後二度と暴力行為をしないように求め、若林弘泰監督は学校長にたいして、誓約書を書いています。

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今後、暴力による指導を行った場合、硬式野球部監督の職はもとより教員職を懲戒解雇されても意義申し立ていたしません。

若林弘泰監督に対して学校側は何の処分もしていませんし、事件も表沙汰にはしていません。結局、A君は昨年末に退学しました。そして今年に入り1年生部員が、おそらく同じような理由(体罰・暴力)で退部しています。

A君は中学時代から強豪チームに所属し活躍が期待されていたとのことですが、野球の夢を若林弘泰監督の体罰・暴力によって閉ざされてしまったということになります。

A君はもとより、ずっと支え一緒に頑張ってきた両親もさぞかし無念だったと思います。

現在父親は、警察に被害の相談をしているとのことで、事件になるかどうかは今のところわかりませんが、今後何かしらの事情は聞かれることになるようです。

文春の直撃に対し若林弘泰監督

(文春)ノックバットで殴ったり、蹴りを入れたりしたか。

 

若林弘泰監督
若林弘泰監督

言いたいことは山ほどありますが、今、謹慎していますので

 

若林弘泰監督の指導法「あえて昭和スタイル」

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若林弘泰監督がどういった考え方で部員を指導していたのか気になり調べました。

2021年のNumber Webで若林弘泰監督が紹介されている記事を見つけました。

『東海大菅生・若林監督が貫く“昭和な指導”「選手に好かれたいと思ったことは、一度もない」』と題された記事にこのようなことが書かれていました。

僕は選手に好かれたいと思ったことは、一度もありません

元号が平成から令和になり、スポーツの現場ではますます、時代に合った指導が求められている。いわゆる”昭和的な指導”には厳しい目が向けられている中、若林はぶれることなく、昔ながらの指導を貫く

たとえばシートノック。両手に打撃用手袋をはめると、入念に滑り止めのスプレーを吹きかけ、猛ノックを放つ。エラーする選手がいればすかさず厳しい言葉が飛び交う。

「そういうのが試合に出るんだよ!」

繰り広げられるのは“ケンカノック”さながらの風景だ。今年55歳になるが、ノックをコーチに委ねることもない。若林は「選手はノックが一番嫌だと思いますよ」と笑う。

選手を褒めることもめったにない。かける言葉も常に厳しい。
優しい言葉をかけても子どもたちのためにはなりませんからね

Number Webより引用)

これを読んでふと思ったのは「愛情はあるのかな」

若林弘泰監督は著書も出版されています。

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若林弘泰監督はこのようにおっしゃっています。

「褒めて伸ばす」が平成・令和の指導法だとすれば、私のような「褒めない」
「叱る」が主軸の指導法は「昭和スタイル」だといっていいだろう。

何でもかんでも叱りつけるようなやり方はもちろんNGだが、何でもかんでも褒めるようなやり方も、選手の成長を阻害するものでしかないと私は思う。
(Amazonより)

体罰や暴力も成長を阻害するものであると思うのですが。。

今の時代にそぐわない昭和的な指導方法から指導スタイルを今の時代にあったものに変える監督が増えている中、あえて昭和の指導法を貫く若林弘泰監督には強い信念があるのでしょう。

↓↓↓こちらが、東海大菅生高校の甲子園での成績です。

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このうち、若林弘泰監督が就任した2009年以降は、春2回、夏2回、計4回甲子園に出場しています。

結果をだしていることもあり、学校もなにも言えないのかもしれませんね。

東海大菅生高校は、昨年の秋季東京大会で優勝しているのでセンバツ選出は確実視されていますが、若林弘泰監督はベンチ入りできません。

 若林監督への処分は、体罰と報告義務違反で、昨年12月5日から4月4日までの4か月謹慎。宮原部長も報告遅れのため、1月4日までの1か月謹慎となった。なお規定により、両者ともセンバツでのベンチ入りはできなくなった。

 チームのセンバツ選考には問題なしとの見解だ。日本高野連は現在、選手第一の姿勢を貫き、あくまで指導者の不祥事と判断された。 スポーツ報知より引用)

1月27日にセンバツ出場校が発表されますので、もうまもなくですね。その後の若林弘泰監督の去就も気になるところです。

 

【追記】若林弘泰監督解任

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1月26日、若林弘泰監督と宮原上総部長を1月21日付で解任したとの発表がありました。

若林弘泰監督は部員への体罰、宮原上総部長は東京都高野連への報告義務違反ということでの解任です。

後任の監督は、2016年からコーチを務めていた、上田崇さんが就任しました。

【追記】

1月27日、センバツ出場校の発表があり、東海大菅生高校のセンバツ出場が決まりました。

 

News tabloid 365日

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