甲子園に7度も出場した強豪県立和歌山商業高校野球部の監督が部員の頭をバットで頭を殴るという体罰を行っていたことが判明しました。
監督の名前は田中誠蔵(たなかせいぞう)64歳。被害にあった部員は適応障害を発症し退部しており、警察に被害届を提出し傷害事件として捜査しているとのことです。
田中誠蔵監督の顔画像「三角眉がヤ〇ザ風」
こちらが、体罰を行っていた田中誠蔵監督の顔画像です。64歳ということですが、胸板も厚そうで日焼けした顔は黒光りし三角眉の強面で、このような人に凄まれたら気の弱い人間ならビビッてしまいそうです。
そんな雰囲気を醸し出している顔画像ですが、この老監督が野球部の最高の権力保持者で、その権力をかさに着て気分次第で体罰を繰り返していたと推測します。
まったく、やっかいな老人としかいいようがありません。頑張っている野球部員がかわいそうですね。
厳しい時代が来るやろな
やってくれたわ老害監督
飲み会がダルいって
つまり、飲み会に参加すれば子供がベンチ入りできるが、飲み会に参加しないような保護者の子供はベンチ入りできないということのようですね。
すべては、田中誠蔵監督のご機嫌次第ってことですね。権力を笠に着るってこうゆうことですよね。
田中誠蔵監督の経歴「昭和の根性論否定派」
田中誠蔵監督が在籍するのは、県立和歌山商業高校で甲子園にも過去7回出場経歴の強豪校です。
春出場:3回
現監督:田中誠蔵
田中誠蔵監督の経歴は公表されていませんが、調べていくとぼんやりとですが見えてきます。
こちらは、2018年の読売新聞の記事です。この当時、田中誠蔵監督はヨガで体の柔軟性を高め、けが予防につなげようと画期的な取り組みを行っており、読売新聞に取材されていました。
田中誠蔵監督(59)は「自分が高校球児だった約40年前はとにかく根性論で、『水を飲むな』『とにかく走れ』。けがをしても病院すら行けなかった」と振り返り、「でも今は、体調の異変やけがの有無を指導者が気にかけるのが当然」と変化を語る。 (読売新聞)
田中誠蔵監督は自分も高校球児だったことがわかります。ただ監督を務めているほとんどは自身も高校球児です。
このコメントをみると、昔は根性論が当たり前だったが今の時代はそうではないと。自分がつらい思いをした当時の指導方法はダメなので自分はもっと部員に寄り添う指導をしているという趣旨のようで、昭和の時代の根性論には否定的だったことがわかります。
ではいつから県立和歌山商業高校野球部の監督になったのか、もっとさかのぼって調べてみました。
「5チャンネル」の掲示板の昔の投稿で田中誠蔵監督の名前を発見しました。
和歌山商業はこの大事な時に監督がいないのか
誰がチクったんや高野連:行き過ぎた指導と、県和商監督に警告 近畿地区大会、ベンチ外れる /和歌山部員に行き過ぎた指導があったとして、秋季近畿地区高校野球大会に出場する県和歌山商の米原寿秀監督が、日本高校野球連盟から警告処分を受けた。同校も謹慎処分としており、米原監督は同大会の監督から外れ、田中誠蔵コーチが監督を務める。
同校などによると、9月の練習中、部員1人の顔を平手でたたくなどしたという。
2008年10月、この時点で田中誠蔵はコーチであったことがわかります。この時の監督は米原寿秀監督という人物で、選手を平手で叩く等、行き過ぎた指導があったことでコーチであった田中誠蔵が監督代役を務めたというもの。
この行き過ぎた指導により米原寿秀監督は謹慎処分を受けたそうですが、すぐに監督に復帰したということですので、田中誠蔵はまだ監督就任とはなっていません。
2010年に米原寿秀監督は和歌山東高校へ異動になっているので、田中誠蔵が監督に就任したのは、2010年でまちがいないと思われます。
田中誠蔵監督は、昭和の時代の根性論に否定的で選手に寄り添う指導をめざしており、前監督の行き過ぎた指導も目の当たりにしているにもかかわらず、自分はそれよりももっとひどい体罰を行っていたとは開いた口が塞がりません。
- 米原寿秀は高校球児だった
- 県立和歌山商業高校野球部コーチは2010年まで
- 2010年~県立和歌山商業高校野球部監督
- 2022年 体罰発覚で傷害事件に発展の可能性あり
田中誠蔵監督の評判「校長をも支配する土建屋二代目」
田中誠蔵監督の評判を調べてみるとやはり良い評判は見当たりませんでした。
今回の体罰問題が発覚する以前から評判は悪かったようで、「爆サイ」には田中誠蔵監督の評判の悪さを匂わせるような投稿がありました。
昭和の人間は必要ない。
子供たちが可哀想だ
早く引退…いや左遷される事を願っています!
昭和の人間⇒「昭和気質の人間」ということだと思いますが、先述した読売新聞の取材のときには、昭和の根性論には否定的で生徒に寄り添う指導をしているようなアピールでしたが、表面だけだったということでしょうか。
さらに探っていくと田中誠蔵監督は中村憲司校長とは飲み友達で、中村憲司校長をも支配するような間柄をうかがわせるような口コミをみつけました。
(中村憲司校長)
なかなか切るのは難しいだろ
ボンボン育ちやから世間を知らんヤツや
趣味で母校の監督してただけ
裸の王様の典型
中村校長も逆らえん空気やな
- 田中誠蔵監督は土建屋の二代目
- ボンボン育ちの世間知らず
- 趣味の監督業で生徒のことなど考えない
- だれも逆らえない「裸の王様」
- 土建屋気質で中村校長をも支配
ざっとこのようなことかと思われます。これではもう誰も田中誠蔵監督の横暴な振る舞いを止めることなどできませんよね。
そして田中誠蔵監督の姑息な一面をうかがわせる口コミを見つけました。
告訴取り下げを嘆願してるらしい
田中家はカネあるから相当な額を提示しているらしいぞ!
告訴取り下げがなければ週明けに逮捕の見込み
自分に逆らえない選手達には散々バットで頭を殴打しておいて
田中容疑者ってこんなヤツなんか?
体罰事件が発覚し表沙汰になると、体調不良だの指導を自粛だのと理由をつけ逃げている。一方、裏では被害者に告訴取り下げを嘆願し、お金で解決しようと画策している。
田中誠蔵監督は、本当に卑怯でずるくて「姑息」な老害監督だということがわかりました。
田中誠蔵監督の体罰「傷害事件になるよ」
事件があったのは10月でした。
- ノックでボール渡しをしていた1年生部員手際に激高
- 持っていたバットを1年生部員の頭に振り下ろす
- かぶっていたヘルメットにヒビが入るほどの衝撃
- その後1年生部員は適応障害を発症
- 1年生部員は野球できなくなり退部
- 保護者が警察に被害届を提出
- 警察が傷害事件として捜査をはじめる
- 学校側が調査で他にも4件の体罰を確認
- 田中誠蔵監督は現在野球部の指導を自粛中
ヘルメットにヒビが入るほど強く殴りつけたということですが、これは絶対にやってはいけない行為です。
頭に強い衝撃を与えたら死んでしまうというのは小学生でも知っていることです。それを知ってて頭にバットを振り下ろしたということは、「死んでもいい」と思ったとしか考えられません。恐ろしいことです。
そうでなくても部員たちは立場上、田中誠蔵監督には逆らえないはずですしどんな理不尽な言いがかりにも耐えているはずで、とんでもない人間が権力をもってしまったということですね。
適応障害を発症したということですが、原因はこのバットの件1つだけとは考えにくく、おそらく普段からの田中誠蔵監督の横暴な振る舞いがあってのことと推測します。
学校側が調査し他にも4件の体罰があったとのことですが、それも発表するべきではないでしょうか。
他4件の体罰が明らかになりましたら追記いたしますので、なりゆきを注目したいと思います。
事件おこしてからも出歩いとったやないか
あんなけ、保護者や選手に偉そうにしとったのに情けない
やっぱり偉そうにしていたのですね。試合に出すも出さないも、レギュラーになれるかどうかもすべて田中誠蔵監督の意向1つですので、部員よりも保護者よりも立場が上。権力をかさに着て偉そうに振る舞っていたということですね。とんでもない勘違い老人です。
被害生徒父親の声「野球を奪われた」
小さいころから一生懸命野球に打ち込んで、家族みんなで頑張ってきたと思います。
田中誠蔵監督に出会ってしまったために、未来が奪われてしまいその悔しさ無念の思いは察するに余りあります。
【追記】傷害容疑で書類送検「逮捕とはならず」
12月19日、和歌山県警和歌山西署は、田中誠蔵元監督を傷害容疑で書類送検しました。逮捕とはならずに書類送検というのが少し納得のいかないところではないでしょうか。
報道各社も実名報道はせずに「元監督」という表現にとどめています。
田中誠蔵元監督は10月17日には野球部の指導から外れており、12月3日に監督を辞任しています。取材に対しては「行き過ぎた指導が、してはいけない体罰になったことを、被害生徒や保護者、部員たちに心からおわびします。捜査には協力していきます」と話しているようです。
尚、被害者の男子生徒は、適応障害を発症し既に野球部を退部しており今現在も治療中ということです。
男子生徒の父親は取材に対してこのように話しています。
逮捕されずに書類送検は、保護者でなくてもやはり納得のいかないところです。
書類送検から不起訴処分にすらなっていない段階で、辞任を受理するとか
自己都合の退職と、犯罪行為による解雇では、まるで意味が違う
県立和歌山商業高校野球部について
(県立和歌山商業高校硬式野球部ホームページより)
【甲子園出場歴】
夏出場:4回
春出場:3回
【部員数】
48人
【出身プロ野球選手】
西口文也(西武)
南昌輝(ロッテ)
部員数が48人と少なめに感じますが強豪校によくある、入部できる人材を絞っていると考えられます。
入部できる人材は、ほとんど中学生時代にスカウトで決まるようです。
県立和歌山商業高校野球部が、そうなのかどうかは定かではありませんが、入部した部員たちは間違いなく甲子園を目指してこの学校に入学したはずです。
今回のことで、その目標が絶たれてしまうとすれば、田中誠蔵監督が行った行為は許せるものではありません。
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