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青木島遊園地長野市議の思惑「クレーマーが一番の被害者」

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長野市の青木島遊園地廃止で、子供の声がうるさいというたった一人の住民の苦情によって公園が廃止となったことで物議を醸した問題。

「たった一人のクレーマーが公園を潰した」ことになっていますが、そもそもそんなことってできるのでしょうか。なぜ一斉に皆がそこに向かうのか、それは長野市議・小泉一真氏のツイートから始まったのではないでしょうか。

 

火付け役は長野市議・小泉一真「たった1軒からのクレームだった」をツイート

まとめたという小泉一真市議の資料がこちらになります。

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環境バツグンの児童公園をつぶすのに必要なのは、たった一軒からのクレームだった!? それでいいのか、荻原健司市長!! 市民の声を聴いてください
「子どもの声がうるさい」との一軒のクレーマーの声が発端となり、青木島遊園地が今年12月閉鎖、来年廃止の予定。 同遊園地は小学校、保育園、児童センターが集まる地域のど真ん中で、車の通りも少ないバツグンな環境にある。特に隣接する児童センターとの間には柵も設けず、一体的に利用されるハズが、クレームで正常な利用が妨げられてきた。 長野市公園緑地課が青木島区に回覧した文書では、クレームの存在には触れられず、「かなりの音」の発生、地域の草刈り等の活動が継続不能、利用者が少ないとの廃止理由を示す。しかし、「かなりの音」とは受忍限度を越えるようなものかを判断するのに必要なはずの測定値は示されず、利用者が少ないのはクレームのためであり、草刈り等の活動はそのような低利用の状況で活発になるはずもない。 何より、子どもたちには、どう説明するのか。 「僕たち、私たちが悪い子だから、遊園地がなくなってしまった」と子どもを泣かせるのか。 大人たちの不始末を子どもに押し付けないでください!!
  • 「子どもの声がうるさい」との一軒のクレーマーの声が発端
  • 青木島遊園地が今年12月閉鎖、来年廃止となる
  • 青木島遊園地は子供・子育てには抜群の環境
  • 隣接する児童センターがクレームのせいで利用が妨げられる
  • 廃止理由にクレームの存在は明記されず
  • 利用者が少ないのはクレームのためと断言
  • 「僕たち、私たちが悪い子だから、遊園地がなくなってしまった」子供を持ち出す

とこのような内容を長野市長である荻原健司市長に発信している風ですが、Twitterですので広く拡散させる意図があったと思われます。

「僕たち、私たちが悪い子だから、遊園地がなくなってしまった」とこどもを泣かせるのか、とありますがそのようなことを言った子供がはたしているのでしょうか。

そしてここで「クレーマー」と断言しています。

クレーマーの意味は「苦情を言う人」とのことですが、今の世の中の印象としては「クレーマー」というと、不当なクレームを言う人であったりモンスタークレーマーのようなものを想像するのではないでしょうか。

確かに苦情はあったのでしょうが、小泉一真市議の印象操作が強いと感じるのは私だけでしょうか。これによりメディアでも一気に取り上げられることとなりネット上でも犯人捜し(クレーマー捜し)が始まりました。

 

クレーマーが特定される事態に「誹謗中傷へ」

 教授だった男性は昨年3月に国立大学を退職し、名誉教授となった。すると程なくして、今度は青木島児童センターに「子供の声がうるさい」と男性から注意があったという。児童センターの責任者が説明する。 NEWSポストセブンより引用)

ネット上のクレーマー捜しが始まるとメディアも追いかけます。週刊誌が国立大学名誉教授と報道しました。

そして先述の小泉一真市議はこのようにコメントしています。

大学教授は上級国民と言える立場です。その男性の意見を聞き、忖度したと思われかねない対応をした市側も、果たして適切な対応だったと言えるのか疑問があります。市側の対応が男性の意見を増長させ、同時に不信感も増長させた可能性があります」 NEWSポストセブンより引用)

こんどは「上級国民」という言葉を使いあおっているようにも感じられます。「上級国民」という言葉には反感を感じる人も多いことから、さらにエスカレートしました。

そして「信州大学教授」ということまでわかってしまい、怒りの矛先がこの教授に集中し誹謗中傷なども多かったようです。

まったく不憫としかいいようがありません。

 

尚、この教授は公園廃止が決定したことを長野放送の取材に対してこのように答えています。

「18年間毎日、私たちも我慢してきた。私たちは廃止にしてくださいとは言っていない。児童センターが決まった時間に外に出て拡声器とか使って、みんなを遊ばせている、そういったことに対して言った。使い方をちゃんと考えてくださいと言った。廃止決定はびっくりした」

 

青木島遊園地とクレーマーのやりとり

信州大学教授だったと特定された男性と青木島遊園地側のやりとりです。

こちらも、先述の小泉一真市議による公開です。

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7/20(火)10:00~10:20 〇〇〇〇から入電
・本日8:00~8:30に送迎に来た駐車中の保護者の車のエンジンが止まっていなかった
・センター設立当初(平成13年)頃からエンジンを止めてほしいと言い続けているが           改善されていない
・通知、張り紙、保護者への声かけをしているというが徹底ができていないので、児童センターの保護者の駐車スペースと、職員の駐車スペースを取り換えてほしい

 

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7/21(水)9:20~10:20 〇〇〇〇から入電
・通知、張り紙、保護者への声かけをしているというが徹底ができていないので、
児童センターの保護者の駐車スペース(4台の内2台)と、職員の駐車スペースを
取り換えてほしい。

7/21(水)11:00 駒津から〇〇〇〇にお電話
・保護者の駐車できる台数が変わらないのであれば、館長と前向きな方向で検討する

7/26(月)8:00~9:30 青沼主査・駒津 朝の送迎確認/館長先生と協議
・試験的な形で7/29(木)にやってみることに

 

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7/28(木)16:00~17:30 青沼主査・駒津 現場確認
・夏休みの登録児童が少ないようであれば、夏休み中にもう一回やってみることに

8/2(月)8:50~9:15 〇〇〇〇から駒津にお電話
・夕方だけでなく朝の時間帯、さらに、1日と言わず1週間やってみてほしい

8/2(月)16:00~17:00
・青木島cにて館長、社協、〇〇先生、〇〇先生、こども政策課、青沼主査、駒津で協議
〇館長
・登録児童が少ない夏休み中やってみるが、朝の時間帯は送迎する車が集中するため道路に車が連なることで他の近隣の方に迷惑(騒音等)がかかることや、児童の安全が損なわれること、また、職員用の駐車場に保護者が駐車するとなれば車を擦ってしまうことが予想されるので、夕方のみ試行的にやってみる

 

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8/3(火)9:30~10:30 小田切主幹から〇〇〇〇にお電話
〇小田切主幹
上記のことを伝える
〇〇〇〇〇
・そうは言わずに朝もやってみてほしい
・〇〇〇〇、館長、こども政策課の三者による懇談を行ってほしい
〇小田切主幹
・三者懇談をする機会をもうけたいと思う

8/3(火)12:10~12:20 花立次長から〇〇〇〇にお電話
・三者懇談をする場を調整して設けたいと思う

 

このような詳細なやりとりまで公開する小泉一真市議。これがほんの一部なのかどうかは定かではありませんが、これではますます不当な要求をする「クレーマー」のような印象を持ってしまいます。

そもそもこのやりとり詳細ってこのように公開しても良いものなのか疑問です。

 

青木島遊園地への苦情内容

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●保護者の駐車場について
・アイドリングしている車に2日間で20台近くを注意
・施設職員が注意しているのを見かけたことが無い
・保護者に注意してもきりがなく、館長に苦情を言うようになった
・一部対応していただいたことには感謝している
・朝の時間も同様にお願いしたい

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●館内の音について
・館内放送の音が気になる
・マイク使用の際に気を遣っていただいていることには感謝している
・仕方のないことだが遊戯室で子どもが遊ぶ音も気になる

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●青木島遊園地について
・30人ほどの子どもが遊園地で走り回って遊んでいるのがうるさくて耐えられない
・ボール遊びをしたり走り回ったりせずに静かに遊んでほしい

概ね、以上のことです。実際に現場を体験してみないとどの程度のものなのかわかりませんが、18年もの間、ずっと我慢してきたということです。

穏やかに過ごしたかったのかもしれませんね。子どもというよりも、マナーの悪い保護者に頭にきてそのことを訴える延長に子どもの声も気になると訴えたのかもしれません。

 

 

青木島遊園地廃止は借地と管理「クレーマーのせいは嘘」

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青木島遊園地廃止の理由の1つが青木島遊園地は「借地公園」であることです。

2004(平成16)年に都市公園法が改正され、借地公園の賃貸の契約期間が終了したときに公園を廃止できることが明確化されました。

青木島遊園地は2004年のこのときに「借地公園」の契約を交わしています。借地である以上、借地料を支払わねばなりません。使用しない公園の借地料を払い続けるのもどうかと思います。いうまでもなく税金です。

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④借地  利用できない遊園地に、年間〇〇〇〇の借地料を支払っていること

 

そして公園運営は管理が大変であるということも理由のひとつのようです。

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公園を管理する「愛護会」が管理を辞退することになり地域住民に委ねられることとなったが様々な理由で管理が難しいという結論にいたった。

 

長野市議・小泉一真の思惑「クレーマーを追及の道具に」

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  • 長野市議3期
  • 自称スーパー無所属
  • 情報公開徹底
  • 市民第一主義
  • 主著「長野県庁の『不都合な真実』」
  • 元長野県庁職員
  • 大北森林組合事件で住民監査請求成功
  • 3児の父

 

青木島遊園地問題がここまで大きくなったのはやはり小泉一真市議の精力的な活動が大きいでしょう。

小泉一真市議としてはどうしても青木島遊園地廃止を阻止したかったのでしょう。市議会を追及するための道具として、苦情を申し立てた「クレーマー」を利用したと考えられます。

  • 公園に苦情を訴えるクレーマーをクローズアップさせる
  • Twitter投稿で内部資料を部分的に小出しで投稿
  • 子どもをつかい世論を味方につける

子どもの訴えには人々は弱いです。小泉一真市議の上手なあおりという印象があります。

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この声が聞きたかった!この声を握り潰すようなら長野市に未来は無い!

 

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たった一人の苦情を尊重するのなら、たった一人の嘆願も尊重しようよ。

 

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たった一人の大学名誉教授のクレームで公園閉鎖の長野市。1人の意見でも、大多数の子供達を我慢させるのが荻原健司市長の信条らしい。市長も職員も誰1人、このクレーマーと真っ正面から対峙しない事が逆に恐ろしい。上から下まで声の大きい奴にヒレ伏す日本。先人に恥ずかしい

 

青木島遊園地廃止問題「いちばんの被害者はクレーマーだった」

小泉一真市議は公園廃止を阻止するべく、市議会を追及するための道具として「たった1軒からのクレームだった」と発信し話題を集め、「上級国民」という単語をつかい煽ったとしか見えないのです。

環境バツグンの児童公園をつぶすのに必要なのは、たった一軒からのクレームだった!? (Twitterより)
大学教授は上級国民と言える立場です。その男性の意見を聞き、忖度したと思われかねない対応をした市側も、果たして適切な対応だったと言えるのか疑問があります。市側の対応が男性の意見を増長させ、同時に不信感も増長させた可能性があります」 NEWSポストセブンより引用)

その結果、クレーマー捜しが加速しついには特定され、誹謗中傷をうけることとなる。

ということは、この問題、いちばんの被害者は市に苦情を訴えた「クレーマー」だったのではないでしょうか。

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・児童館の数十人の児童が一斉に拡声器で喚く
・家にボールが飛び込んでくる
・庭が荒らされる
・数十〜100台の車が毎日アイドリングしながら迎えに屯する
を18年間受けてきたで、改善要望を入れ続けたら無視された挙句今になって
「ほな潰すで!」
んで老害/上級国民呼ばわりされて叩かれまくって特定されるこいつ前世で何したんだ?

 

 

News tabloid 365日

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